現在も購入を続けている漫画はすっかり減ってしまいました。
漫画好きとは言いつつもキッチリ全巻揃えつつ最新巻を絶え間なく購入しているものはとても少ないです。
学生時代から愛読しているかりあげクンと比較的新しく読み始めたローゼンメイデン。
そして、今回約2年9ヶ月ぶりに最新巻が発売されたBASTARD!!です。
知る人ぞ知る漫画です。
27巻と言いつつ、1巻の発売からすでに約25年くらい経っています。
毎年1巻ずつならわからなくもないですが、当初は週刊誌での連載でしたので単行本も3ヶ月くらいで出ていました。
それがどういう経緯かわかりませんが、連載も滞るようになり単行本の発売間隔も長くなっていきました。
ただ、1巻から読んでいけばわかるのですが、内容は結構ありそうで無い感じの漫画なのが面白いです。
いわゆるファンタジー的な内容ではありますが、RPGなどでお馴染みの『魔法』の描写が格段に優れていました。
ある意味、ストーリーなどよりもこの『魔法』の描写が見たくて買っていたというのもあったりします。
そんなバスタードですが、いつの頃からかストーリー自体が迷走し出してしまい、新刊が出たら話がまったく変わってしまっているなどということも発生してきました。
今回の27巻も良いところでブッツリ終わってしまった話の続きから始まります。
バスタードの歴史の中でも私の中で1,2位を争う魅力的なキャラのポルノディアノの続編です。
18巻でしたのでなんと16年も前のことになります。
非常に良いところで終わってしまって続きが気になっていました。
同人誌で続編が少し描かれていたりしましたが、今回単行本の中できちんと描かれました。
内容はというと・・・。
これはもう笑っておくしかないかなというところでした。
キャラ自体が誰?というくらい変わってしまって内容も目がテンになる感じでした。
いつ頃からか作者が絵を描くのにコンピューターを使い始めてから内容が無くなってきたような気がします。
昔の絵柄はとても好きだったのですが、最近のCGを使った絵柄は好きになれません。
27巻の巻末ではフォトショップを使った作画について語られていたりしますが、昔のように描いて欲しい気持ちでいっぱいです。
と、今回のポルノディアノ編の続きは惨憺たるものでしたが、バスタードを買うのやめる気にはなりません。
このよくわからない話の飛び方もこの漫画の魅力なのかもしれません。
そして、ウリエル編でもそうでしたが、魔法(?)の描写は相変わらず素晴らしいです。
昔よりずいぶん規模が大きくなってしまった上に一部のネーミングが適当になってきた感じがするのは残念なところですが・・・。
そんなこんなで不満が多々ある漫画なのですが、それでも買うのをやめたくならない不思議な漫画なのです。
今回のポルノ編も次の28巻発売は2015年頃でしょうか。
28巻でいきなりポルノ編が終わってるかもしれませんが・・・。
そんな数々のことも全てこの漫画の魅力なのです。